神代



原初の12神『Xll』の男神。
恋愛と性愛、美を司る。
世界に愛と性を与えた愛の伝道師。
神や人だけに収まらず、精霊や天使、果ては怪物まで、様々な種との間に多くの子孫を残した。種族の祖でもある。

愛が多い男神だが、12神『Ⅱ』の女神にはただ純粋に尊敬し恋心を抱いている。
「博愛は私には成し得ない最も美しく究極の愛の形なんだ。私の愛が届かずとも良い。彼女の愛を独り占めしたいなどとは思えない。だってそれが彼女の博愛の美しさなのだから。私〔性愛〕が触れては彼女〔博愛〕でなくなるのだから。彼女の春のような笑顔が、花のような声が、私に届く所にありたい。──それだけで良かったのだ。」

ある日、母神の眼前で性愛と悦楽を説き、激怒した母神に代わり『Ⅱ』から射殺され天界から追放された。その時吹き出た血潮が地上に雨として降り注ぎ、人間は尽きない愛欲と生殖機能を与えられた。
当の本人は神性を失い人間として転生するが、母神によって「12回生まれ変わるが必ず非業の死を遂げる」という呪いを受けたのであった。

Rebellion to Hell



アンデットトルヴェロス〈歩く死体の男 ロシー〉

死後冥界にあった神体としてのトルヴから神性を1部切り取り、オディールが自身の魔術で体を作り上げ、アンデットとして限定的に蘇った姿。

正真正銘、神トルヴェロスの残骸。人として生きていた時の記憶は少し朧気である。
神として生きたときも、人として生きたときも、その多くの死因が斬首であったため、因縁が首にとりついている。そのため首の縫合は取れやすい。