NOAH - ノア
1950年に複数の国の支援を受け設立した国際組織。ノアの塔を囲むようにNOAHの基地があり、基地を中心に円形状に要塞都市が形成されている。ノアの塔を離れた各地にもNOAHの支部基地(観測所)が点在している。組織には様々な部門があり、主な部局は保安部、情報部、科学技術部、医療部。保安部はアンチエネニウム耐性が比較的高い人間が戦闘員として多く活躍している。
ノアの塔 - The Tower
長らく前人未到の地にあった聖者ノアが建設したとされる神代の建造物。劣化など一切なく≪完璧な状態≫で現存し今なお機能している。塔の周囲には何らかの結界があり、エネを拒絶する。悪魔や神すらも寄せ付けないため、神々の侵略とエネによる大気汚染で住む場所を奪われた人類の救いとなった。天に向かって鋭く聳え立つ造形から、ノアの槍とも呼ばれる。
パイロット - Pilot
NOAHの保安部に所属する戦闘員の中でも「神」に直接対抗する特殊な訓練を受けた精鋭部隊のこと。神と契約するなどして得た神性で空中を飛び回るのが名称の由来。生身で音速を超える速度で飛行するため、人間ジェット機とさえ呼ばれる。
神々への抵抗のためにアンチエネニウム薬の継続的な投与を行うため、その耐性をクリアする必要があり、アンチエネニウム適性値の高さが神への抵抗力に直結する。生まれつきエネニウム耐性のある人間や、その細胞を移植されて生まれた人間は耐性も各段に高くエリート体質と呼ばれる。要塞都市に住む人間たちにとっては、ヒーローのような存在。
エネニウム - En
NOAHが発見した物質。人体に有毒と成る気体。人ならざるモノ〈神・悪魔・怪物〉の出現に伴って検出される。遅効性で、空気中に留まり環境を汚染する。無色透明、無臭だがエネニウムを浴び続けると中毒症状を引き起こし、処置を行わなければ最悪の場合死に至る。正体は古来より「エネ」と呼ばれていたものであり、顕現した神により破壊された街や森林などの区域に多く残っている。20世紀以降の人間は、エネに対する耐性をほとんど持ち合わせていないため有毒となった。現在エネニウムが残る地域には一般人が立ち入ることが出来ず、NOAH関係者のみが調査できる。
アンチエネニウム - Aen
NOAHが発見した物質。アンチエネニウム鉱石から採取される物質で、エネニウムに対する相殺効果がある。アンチエネニウム鉱石はパイロットスーツや武器にも使用され、またガスマスクなどに埋め込むことで、一時的にエネニウムに耐性を持つこともできる。また、砕いて投薬することでエネニウム中毒の解毒、または耐性効果も期待されている。致死量があるため、投薬しすぎたために死に至るパイロットもいる。南の果てにある地割れから採掘でき、採掘権はNOAHが占有している。
NOAH研究所 - NOAH Laboratory
科学技術部が研究、開発をするために設立した基地の敷地を約3分の1程度を占める大きな研究所。エネニウム、アンチエネニウムについての研究等の他、出現した神や夢幻種などの分析や地質調査なども行っている。分析したデータは情報部と共有され、日々パイロットたちの戦いに役立てられている。