神の時代 -紀元前-


神話の時代。

天空には神々の楽園が広がり

創造主たる母が世界を治めていた。

母神エネアがこの星に「エネ」の祝福をもたらし

さまざまな生命が息吹いた。

 

エネアは幼き12柱の神を生み出し

地上を豊かにすべく、各地へ降臨させた。

しかし地上が豊かになるにつれ12神は欲望を覚え

それは神、人、世界に毒のように広がった。

 

母神エネアは欲望に溺れる12神を嘆き

新たに全能の「神」を生み出し

穢れた地上へ天誅を下そうとするが──

 

根付いた欲望の業は種を超え争いを生み

神の時代が終焉を迎えようとも

母神の生んだ原罪は消え去らなかった。

Series

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#比翼の星

原初の神の時代。楽園を出た他の12神と違い、役割が見つけられず灰色の日々を過ごす片翼の男神エルバ。

怪物として海中神殿に独り閉じ込められていた片翼の女神ネージュ。

孤独を抱えた二人は運命的に出会い、惹かれ合い愛を知り、その手を取り合った。

「君と一緒なら、世界の果てへだって行ける気がする」

 

神としての役目を得て、広い世界へと飛び立つ一対の翼は、人々だけでなく世界の運命をも変えていく。歯車のように、EONの永遠が巡り始まる物語。

 

#熱砂の死に花

 乾いた熱砂の地に、カルマティアとクヌキスという敵対する2つの国があった。カルマティアの英雄ハーフェズは、クヌキスの守護神にして死を司る女神エラシュデイヤに、冥界下りの挑戦を持ち掛けられ、冥府へと誘われた。待ち受ける数々の試練を乗り越え、ついにハーフェズは女神の神殿に辿りつく。しかしその時、沐浴中の女神の姿を見た彼は、あろうことか恋に落ちた。

『身の程知らずの人間め、勇気を示したところでぬしは死ぬ。ここは黄泉の国じゃ。わらわを前にして生きたまま帰さぬ』


しかしハーフェズは王との約束のために、7日以内に国へ帰らねばならなかった。

王国の未来のため、己の愛のため、死を司る女神と、死を恐れなかった勇者の、一途な愛と命を掛けた苛烈な『死』をめぐる物語。

 


#太陽の御子と太陽神

『───ああ、神よ。なぜ王妃と尊き王女を御許に召し上げられたのですか。ああ、王よ。アルカディアの英雄、我らの王よ。喪った悲しみから神を呪ってはなりません。その勇ましき刃を、太陽に向けてはなりません。おいたわしや、王よ。』


おだやかな風に揺れる草原、ゆるやかな丘陵に羊たちの鳴き声、あたたかな陽の光に恵まれ、神に愛された楽園と謳われたアルカディア。見目麗しい王アルカスは、太陽神アポロニアの寵愛を受け、人々に平和をもたらしていた。そう誰もが信じて疑う者もいない。美しきこの国にまつわるすべてが、神がもたらす祝福の光だ。


───ああ、本当に、勘違いも甚だしい。

 

#双つの太陽神

太陽は、世界にあまねく光をもたらした。
天地を照らし、その光の届くところ全てを見通す。唯一無二の、絶対的な、光。
その星を司る神は、地球上で最も愛されてやまない偶像〈アイドル〉だ。
しかし──旧くより光明神であるヘリオスがいながら、アポロニアは太陽神として降臨した。

『母なる神は言った、旧き神は不要だと。太陽はふたつも要らない』
『じゃあ、ひとつになればいいんだね、アポロニア』

太陽〈ヘリオス〉は、ひとつに成りたがった。
太陽〈アポロニア〉は、ひとつで在りたかった。

#梟獅相搏つ

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#???

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#???

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