混沌の時代 -中世~近世-


ほとんどの神は姿を消し 
神託は選ばれた者にだけ授けられた
 
残る夢幻種と人間による混沌の時代
 
大気中に残るエネは残り少なく
エネの多く集まる土地を巡って  
強欲な人々は争いを繰り返した
 
神のように奇跡を起こすことを魔法と呼ぶが
扱える者はごく一部
 
エネが枯渇している事もあり
主に魔術の研究が盛衰し
末期にはほとんどの夢幻種が姿を消していった。

Series

#陽炎の城

人々は己の欲望のために冠を求め、戴き、そして飽きもせずにその環を広げるために手を伸ばし続ける。

時は混沌の時代。大国アクシャムの豪胆強欲な女王アンシェと、寡黙な獣と称された女王の右腕アハトはアクシャムの力を拡大すべく旗を掲げ、その勢力を誇示していく。容赦なく、目的の為ならどんな手をも用いる。"とある乙女"の予言が事実であれば……

「我々が何と呼ばれているか知っているか?"地獄がやってきた"だと。」

勝てば官軍負ければ賊軍、悪の侵略劇がここに始まる。

#硝子の劇場

「夢を見るんだ。私の死体が幾つも重なって、その先にいつも君が居る」

深い荊棘の森の中、日の当たらない古びた屋敷にひとり、魔女オディールが住む。

諸侯貴族の跡取りであるトルヴェロスは、幼い頃にその森で道に迷い、彼女と出会った。オディールに匿われ過ごした時間は短かったが、その甘美な思い出は決して忘れられなかった。幾年月が流れ、魔女との再会を求めて、トルヴェロスは再び森へと足を踏み入れる。

「可哀想なトルヴ。悪い夢を見たのね。さあおいで、眠りなさい」

──そしてまた、運命の幕は上がる。

 


#ヘルトドラッハの詩

許されざる恋をした若い2人がいた。

領主の男の強引な婚姻を拒み、己の愛を守るため命を絶った貴族の娘ヒルデガルト。そして、彼女の幼馴染にして想い人であり、 領主に騙され毒竜ファーヴニルに殺された騎士ジークベルト。

2人は悲劇的に引き裂かれ、死んだのだ。──と、巷ではそういうことになっている。

ジークベルトは密かに竜を倒した後、数年間領主の目を逃れ、放浪の騎士として過ごしていた。しかしある日、彼はヒルデガルトの声を聞く。

「我が番を屠ったのはうぬか。」 

ジークベルトが目にしたのは、ヒルデガルトの体にあの毒竜の番が取り憑き、竜人へと変貌した彼女の姿だった。

龍と人、人と龍、交錯した2人の運命行き着く先は美しくも儚い愛の詩。

 

#15光年の瞬き

 

 coming soon


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