混沌の時代 -近代~現代-


エネの存在も、もはやおとぎ話。
魔術は廃れ科学が大きく進歩した時代。
世界大戦で最後の夢幻種である獣人が滅び、名実ともに人間が星を掌握した。
人間の統治による治世──その裏側で、神々はひっそりと目を覚ましていた。
信仰の無くなった神殿を砕き、文明を壊すために、神は再び降臨する。

Series

#掌の優曇華

「人は祈る時なぜ手を合わせる?」

「お救いくださる神様が掌の中にいるのよ」

世界を巻き込んだ戦時下、獣人たちの間で蔓延する不治の疫病を研究するため、医師ノーマンは国境の中立地帯にある獣人の高級娼館に訪れる。娼婦の霞月は興味を抱き、自らノーマンの被験者となり、ノーマンは彼女の幅広い教養と語学力を買った。

順調に治療薬の研究は進み、近々戦場に戻ることになったノーマンは、しばしの別れを告げ、惜しむ霞月は別れの接吻を贈る。

「まるで小動物の求愛だ」

女にここまでさせといて、貴方って本当、酷い人

 

腹を立てる兎を背に、その場を後にしたノーマン。これが霞月と最後に交わした言葉になるとは、つゆ知らず──。

 

#ヒラエスに捧ぐ

coming soon

 


#???

coming soon

 


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